HiTOS4x4トライアルシリーズ戦2010

 
 

開催場所:スポーツランドTAMADA

開催日付:2010/03/21

レポート:HiTOS栗原


シーズンオフが明け第1戦が開幕、前夜は春の嵐が吹き荒れコースコンディションが心配されたが朝の下見をした限りでは路面の乾きは思ったよりも早く特に問題はなさそうである。

今年から従来の中国地区選手権をエキスパートカップに名称を変更しているが開催方式は特に変更はなくチャレンジカップと同日開催で行われる。

車両規則には大きな変化が見られチャレンジカップおよびエキスパートカップのNクラスには制限付きで車検切れの車両もエントリが可能とし間口を広げた点がある。

車検切れで車庫に眠っていた愛車を整備し直してエントリーした選手も何人か見られた。


Pクラス3台、Nクラス8台、チャレンジカップに14台のエントリーが有った、去年Nクラスは台数が集まらず通年で不成立だったことを考えるとまずまずの台数が集まったと言えるだろう。


用意されたセクションは全クラス共通で5つありP、Nクラスにはセクション内にスペシャルゲートを設けて難易度を調節している。


第1セクションは、林間コースで始まり小山、タイトなモーグルを持つセクションである。ポイントは小山へのアプローチラインが下りV時溝からのタイトなターンとの連続動作になっておりハンドルさばきが重要になる。

依光選手と佐藤選手は気合いが空回りしたのか意外な場所で転倒し苦笑いしていた。

 
 


第2セクションは全体的な難易度は低いがロングコースになっておりメリハリの有る走りを心がけないとタイムオーバになる、Pクラスのヒルクライムゲートは前日の雨でトラクションがかからず誰も登りきることは出来なかった。また電気系のトラブルでエンジンがかからない加藤選手はタイムアップ直前に修理完了し無事コースインし最大減点を免れた。

 
 


午前中のアタックが終了してチャレンジは矢尾選手と木本選手がオールクリーンでトップ、減点1で浅田選手が続く展開、Nクラスは秋本、福田、山崎選手が減点1で並びレースをリードする、Pクラスは減点13で岸選手がトップ


第3セクションは高低差のある設定で折り返し地点のヒルダウンからアップへのつなぎのターンが微妙な設定となっており曲がりきれないはずだがNクラスの秋本、池田、陶山、福田の4選手はテクニシャンぶりを発揮し見事にクリーン。

 
 


第4セクションはP、Nクラスゲートにはロックセクションが用意されており各選手とも苦戦したが山野、福田選手はスムースな走りでクリーンしギャラリーを唸らせた。またチャレンジの浅田選手は出口で痛恨のポールタッチを喫し優勝争いから一歩後退した。

 
 


最終の第5セクションは第4セクションの逆走、ここでNクラスの中村選手がヒルクライムで勢い余ってバック転のアクシデント、幸い怪我も無く「また車を作り直します」とコメント。その後は慎重になったNクラスの選手達はタイムオーバが続出、Pクラスゲートは返しのついた段差が難攻不落の厳しさ、最終アタッカーの山野選手はここで機転を利かし逆ラインから抜けるがその後惜しくも転倒し競技は終了した。

 

 


チャレンジカップ(総合)

総合優勝は減点2で走破した矢尾選手は派手なアクションが一切無いスムースな走りが印象的でシリーズ初参戦で早くもダークホースの予感、2位は木本選手が去年ランク2位の実力を示してくれ今後の成長が期待出来る、3位はオープンデフの佐藤選手が喰い込む大健闘し走り方次第で上位に入れる可能性を示してくれた。森、浅田、加藤選手は同じ減点13だったがクリーン数差で4位以下を分け合った。



チャレンジカップ(オープンデフ)

優勝は前述の佐藤選手、2位は加藤選手が獲得、3位の岸選手は2年ぶりの参戦で最初は緊張気味に見えたが最後まで走り切り笑顔の表彰台となった



チャレンジカップ(ミドル)

今回は伊藤選手が唯一人の参戦で「このクラスへの参戦が増えることを期待します」とアピール。


エキスパートカップ(Nクラス)

2008年度のチャンプ福田選手が実力を余すこと無く発揮し初戦を制した、歴戦の愛車には無数の傷が有るが今回は傷一つ付けること無く圧勝。2位は去年からNクラスへのステップアップを熱望していた山崎選手、「全セクションクリアがポイントだった」と喜びを語った。3位は去年のチャレンジチャンプの秋本選手が1点差で4位の池田選手を振り切った。



エキスパートカップ(Pクラス)

優勝はやはり実力者の山野選手が3つのセクションをクリアし獲得、「初戦にしては設定がきつかった!、参戦者が少ないこのクラスにステップアップしたい人は手伝いますよ」と語っていた。



まとめ

今シーズンの初戦で1年ぶりに復活したNクラスとチャレンジカップの棲み分けと同日開催の調整が順調に出来ればと考えています。Pクラスはちょっと厳しい設定にし過ぎたかなとも思いましたが次戦以降で他地区からの強豪の参戦を期待したいところだ。

 

チャレンジ/エキスパートカップ第1戦