HiTOS4x4トライアルシリーズ戦2010

 
 

開催場所:スポーツランドTAMADA

開催日付:2010/07/18

レポート:HiTOS栗原


ついこの間まで全国で豪雨をもたらした梅雨が明け、猛暑がいきなりやって来た。

連休の中第3戦が開催されたが家族サービス優先になったのか思ったほど参戦台数が伸びずチャレンジが13台、エキスパートPクラス3台、Nクラス3台だった。


いつもは2つのセクションを同時オープンして競技を進めていくが今回は参戦台数が少ないため1セクションづつアタックする方法に変更し進めることにドライバーズミーティングで決定した。

最初のアタックは本部前の第1セクションから開始、いつもは2つ分のセクションが作れる丘を連結してロングセクションを構成、予想外の難関となったのは出口に向かうヒルダウンへのライン、若干クローリングしながらアプローチするため体勢を崩す選手が続出しヒルダウン手前で1台、下る途中でも転倒車が1台出てしまった。

 

 


2つ目はSSに指定された第3セクションでコース右手の高台に登って帰ってくるトライアルでは珍しい全開区間の長い設定になっている。Pクラス、Nクラスは入り口にロックのおまけが有ったがここに捕まる選手はいなかった。

 

 


午前中のアタックは11時半で終了、1セクションづつのオープンでいつもより若干進行が遅れている。チャレンジは 津田、 石川、浅田、依光、佐藤の5選手がオールクリーンでトップグループを形成、津田選手はSS全体で1番時計を記録している。Pクラスは山野選手が唯一人オールクリーンでトップ、Nクラスは山崎、田川選手が減点3で並んでいるがSSタイム差で田川選手がトップの様相となっている。


午後のアタックは奥のモーグル地帯を走る第4セクションから開始、タイトな切り返しが多い設定はラインの読みとステアリング捌きが鍵となる、特にNクラスのヒルクライムゲート後の下りラインは厳しい設定となっており各選手とも苦しめられていた。

 

 


当初第5セクションは第1セクションの逆走で設定したが猛暑で乾いたヒルクライムが危険と判断されチャレンジ、Nクラスは別の迂回ラインに昼休み中に改修され難易度はかなり下げられた。Pクラスの石山選手は朝からフロントデフに異音が出ていたが中盤の壁登りに耐えられずここでリタイヤとなってしまった。

 

 


最後の第2セクションは出口手前に雨による湧き水を塞き止めて作った水溜まりの中に見えない穴が仕掛けてあり、まともにはまるとタイヤ半分が埋まってしまう。

各選手が手探りでラインを開拓する様は見ていても中々楽しかった。

 

 
 


チャレンジの総合優勝は減点1の石川選手、問題の第2セクションを無難に減点1でこなす等オープンデフクラスでの参戦ながら終止冷静な走りを見せて初優勝。2位はやはりオープンデフクラスの加藤選手が減点5で獲得、3位は新しいマシンのシェイクダウンだったが第4セクションの減点10が痛かった。浅田選手が同じく減点10のSSタイム差で4位。5位は末次選手、6位は津田選手だった。



オープンデフクラスは総合でも上位に付けた石川、加藤、末次選手が表彰台に並んだ。



Nクラスは山崎選手が減点8で走りきり圧勝、最大減点を避けるクレバーな走りが光っていた。2位は最後のマッドセクションを全開で切り抜けた田川選手、3位の段原選手は要所を締めることが出来なかった。



Pクラスは山野選手が魅せる走りでギャラリーを湧かせ今期3連勝で最終戦を待たずにシリーズチャンピオンを手中に納めた。2位は途中まで善戦していたが最後に崩れた岸選手、石山選手は無念のリタイヤとなってしまった。



まとめ

次回は早いもので最終戦です、各クラスのチャンピオン争いから目が離せませんね。

最後にみんなで記念撮影です。

連休を利用して転勤先の熊本から参戦してくれた田中選手ご苦労様でした。


 

チャレンジ/エキスパートカップ第3戦