HiTOS2011チャレンジ&エキスパートカップ第4戦

 
 

今シーズンも早いものでもう最終戦となりました。盛り上がりが予想される戦いの前日に台風12号が四国、中国地方東部を通過。コース作りは雨の中で行うことが予想されたが広島では風は吹いてもほとんど雨は無くほっとしていたが岡山、島根では豪雨に見舞われ残念ながら参戦を断念する報せが3人(岸、馬庭、足羽選手)からあった。

エントリー台数はチャレンジカップが18台、エキスパートカップが4台となった。用意されたセクションは5つスポーツランドタマダの地形は前回大会より雨に削られ若干溝が大きくなっている様に見えセクション設定もその地形を生かした造りがいくつか見られる。

チャレンジカップでチャンピオン争いをしている松村選手と佐藤選手を注目してみていたが両者とも若干堅さが見られいつものスムースなライン取りでは無い様に感じられた、前半戦は松村選手が減点2で終え、減点5の佐藤選手をリード。この2人を尻目に依光、丸岡選手が減点1として好調をアピール、4ドアクラスのごんた坂2丁目商店会勢のチーム内争いは小林選手がベテラン吉井選手を3点差で抑えている。

一方エキスパートカップでは岸、石山選手の欠場により既にPクラスのチャンピオンを決めている福田選手を地元の木村商店勢(陶山、段原、山崎選手)がどう迎え撃つかを注目、福田選手が最初の第1セクションで減点10に対して山崎、陶山選手が減点5で抑えて迎撃体勢、続く第2セクションを福田選手がクリーンで決め貫禄を見せると山崎選手が減点5で同点、陶山選手が減点10と後退。

後半は小雨が降り出しトラクションの低下が心配されたがアタックに大きな支障は出ていなかった、Pクラスの第3セクションでは陶山、山崎選手が転倒しマシンにダメージを負う波乱、福田選手と段原選手もひやりとする瞬間も有ったがスーパーアクセルワークで難を逃れていた。

チャレンジクラスで紅一点の秋山選手が前半の好調さを維持するかと思われたが後半に崩れて悔しがっていた、中山選手も後半最初のアタックでシャフトを折り万事休す、村上選手も第2セクションの転倒で最後まで波に乗れなかった様だ。

チャレンジクラスの総合優勝は依光選手が最後まで大崩れすること無くトータル減点6で走りきり苦節?年で初優勝を獲得しお立ち台の最上段に、2位はトップから2点差の丸岡選手が同減点の矢尾選手をクリーン数差でかわした。4位は松村選手、5位が佐藤選手、6位の飯塚選手は初入賞。



オープンデフクラスは佐藤選手が第2戦から敵無しの3連勝、2位は石川選手が第4セクションの減点10が響き4点差で、3位の友塚選手は初めて納得の走りができたと喜んでいた、4位の秋山選手は初参戦で善戦だったと言える。




4ドアクラスは小林選手がシリーズフル参戦している意地を見せ、久しぶりに参戦した吉井選手を6点差で下して1位、3位、4位の植田、高松選手は悔しがってはいたがここぞ所ではキラリと光る腕前を見せてくれた。



エキスパートPクラスは福田選手が3連勝で木村商店勢を圧倒、2位山崎選手、3位陶山選手、4位の段原選手とはここ一番での修羅場をくぐった数の差がはっきり出た形となったがそうはいっても皆腕前はかなりあがっているので悲観することは無い。


チャレンジカップのシリーズチャンピオンは松村選手が第2戦からの参戦で2勝+4位でトータル21ポイントを獲得、四国土佐勢からラインの読み、技術、メンタルコントロールに優れた新星が誕生した。2位はオープンデフながら常に上位に喰い込み12ポイントを稼いだ佐藤選手だった。3位の丸岡選手も2戦のみの参戦で10ポイントの荒稼ぎと見事な活躍を魅せてくれた。4位の依光選手は第3戦で愛車を大破してしまった借りを最終戦の9ポイントで帳消しにした。5位の田川選手は最終戦の欠場が響いたか?、6位はデビュー戦の2位が効いた永野選手となり、四国勢が大躍進した年となった。


エキスパートカップPクラスのチャンピオンは福田選手が2008年のNクラス制覇に続いてPクラス初制覇を達成した、福田選手の凄いところは確かな技術に裏打ちされたラインのトレース能力に有ると言えるだろう。2位は石山選手だったが第3戦のエンジンブローで最終戦に出場出来なかったのが残念だった。3位は岸選手と陶山選手が同じ12ポイントで分け合う形となった、5位は段原選手、6位が山崎選手となり今シーズンは終了、今シーズンはNクラス勢が第2戦以降Pクラスへステップアップしてくれたため緊張感のある戦いとなった来シーズンの彼らの活躍が楽しみだ。


今期は第1戦が東日本大震災の直後、第4戦の前日に 紀伊半島では大変な台風の被害に遭われた方がおられる中での開催となり心苦しい面はありました。
一日も早い復興が出来るよう私たちも陰ながら協力出来たらと思います。

HiTOS今年最後のイベントは11月6日のチーム対抗戦を残すのみとなりましたが楽しく締めくくれたらと良いなと考えています。

以上

 

シリーズ最終戦は!

開催日:2011/09/04
場所:スポーツランドTAMADAレポート:HiTOS栗原

遂にやったぜ
ま、こんなもんかな
チームで一番
ポーカーフェースで
シリーズチャンピオン
2クラス制覇