HiTOS2012チャレンジ&エキスパートカップ第3戦
開催日:2012/07/15
場所:スポーツランドTAMADA

レポート:HiTOS栗原

 
 

第3戦はチャレンジカップへのエントリーは12台、エキスパートカップはPクラスの1台のみで計13台となった。

連休のため家族サービス優先となったのか、他の大会と競合なのかは分からないがちょっと少ない。

しかし集まった常連選手はやる気満々で早朝から熱心に下見をして攻略方法を探っていた。


計5つのセクションはエントリー台数が少なくても手抜き無しで作成された真心がこもった走って楽しい内容を用意。


路面は前日の雨が適度にコースを湿らせたちょうど良いコンディションで走り易そうだ。


参加者が少ないのでチーム分けはA、Bの2つとし1セクションづつオープンして走る方法に変更、Pクラスは第1戦に続いて不成立となったが石山選手にはエキビジョンとして走ってもらう。


最初の第2セクションは本部前の丘からスラロームで降りてきてヒルクライムを登りスタート地点へ戻る設定、それほど難しく無い設定だがライン取りで油断するとクリーンでは通過出来ない。


続く第4セクションはゲート方式で構成されている、スティープヒルを登って真直ぐゴールに向かえる時計回りコースと、この急坂を下ってライン取りがやや難しい反時計回りでV字溝を通るパターンがありマシンの特性に合わせて選択していた様だ。


末次選手はここで難所を2周するミスをして残念なタイムアウト。


続く第3セクションはSS指定のモーグル三昧コース、下りのモーグルから始まり小山が連なるモーグル地帯をUターンして登りの傾斜を堪えてゴールする、このセクションを唯一人クリーンした山口選手は、ここまでオールクリーンだった依光選手が減点1となり減点数で並んで残りの第1、5セクションで勝負をかける。


第1セクションは出口前のぬかるみ地帯を連続90度ターンする設定でライン取りを誤ると抜け出せなくなることも有る、減点2でトップを追走していた佐藤選手はスタックしてしまい痛恨の減点10で優勝争いから脱落、依光、山口選手は共にクリーンでアウトし最終セクションに勝負をかける。


最終第5セクションは第1セクションを逆走するのだがS選手が腹下に抱えた石がベストライン上に転がりだして後続の選手は大迷惑で避けきれない位置にある岩は減点マシンと化していた、ここで松野選手が救世主として現れこの岩を見事に蹴散らして喝采を浴びていた。


総合成績は勝負の第5セクションを2人共クリーンで抜けSSタイム差で山口選手が歓喜の総合優勝、2位は依光選手は悔しそうでは有ったが自らの走りには納得していた様だ。山口選手は転勤で広島に来て参戦2戦目での優勝は大したものだ。

佐藤選手が減点14で3位、4位は今期好調な津田選手、1点差で久々に参戦した矢尾選手が5位、6位は4ドアクラスの小林選手が入賞。



オープンデフクラスは前出の佐藤選手が3連勝、末次選手は3戦連続2位の定位置、3位は石川選手が今期初入賞、4位には先月初心者走行会を体験したばかりの永崎選手が初参戦ながら果敢に挑戦、5位は調子が最後まで出なかった岸選手。



4ドアクラスは1位が小林選手、足羽選手が2位でおなじみの顔ぶれでもう少し台数が増えれば面白いのだが。


同様にPクラス不成立の中で最後まで激走してくれた石山選手には拍手があった。


まとめ

次回9月2日は早くも最終戦だチャレンジはトップの陶山選手の優位は動かないが、2位以降は僅差で未だ予断を許さない状況だ。

今回不成立となったPクラスもエントリが増える事を願っている。


 
熱い第3戦