HiTOS2013年チャレンジ&エキスパートカップ第1戦

 
 

東京ではもう桜が咲き始めたニュースが流れているが広島では未だ蕾み。

寒風が吹く中で第1戦が開幕、チャレンジが6台、エキスパートが3台と参加台数が寂しい(四国から参戦予定の中山様ご一行が道中トラブルで参戦を断念との連絡があり残念だった)


5つのセクションを1つづつオープンする方式に急遽変更しスタート。


第1セクションは本部正面右のモーグルコースに3つのゲート(Pクラスは+2つ)を順不同で通過する設定でハンドルを右に左に正確に操作することを求められる、Pクラスは上段の丘へ駆け上る設定がプラスされる。

チャレンジの依光、小林選手が減点1の最少失点で通過、Pクラスは全員難なくクリーン。


第2セクションは本部左のコースでキャンバーからU字溝を登ってスティープヒルを通過後に急坂を下ってゴール、Pクラスはキャンバーを分断する木の幹のそばを駆け上がる部分が難関となっている。

ここでも依光、小林選手がクリーンで纏めて他を一歩リード、Pクラスの陶山選手が幹への駆け上がりでラインを誤り転倒するアクシデントが有ったがこの後素早く車体を修復してレースに復帰するガッツを魅せてくれた。


扇丸太の周囲にある凸凹にゲートが設定された第3セクションは、同じコースをぐるぐる回らないと全ゲートが通過出来ない意地悪な設定で通過したゲートを覚えておかないと余分にコース内を周回することもあり得る。

Pクラスは扇丸太を通過後に急坂を駆け上るダッシュ力が要求される。

チャレンジの末次選手はこれまでこのエリアを苦手としていたが今日はただ一人クリーンを決めて雪辱を果たした。Pクラスでは石山選手がベテランの上手いコース取りでクリーンとし福田選手の独走を阻止する気概を披露。


第4セクションはキャンバーとロックセクションの組み合わせ、Pクラスはジェットコースターの様に一気に下った後の登りでロックへの入り口をコントロールする腕がポイントだ。

ここでPクラスの福田選手は絶妙のライン取りでロックに進入しクリーンを決めている、オープンデフクラスの佐藤選手も巧みなアクセルワークで他のチャレンジ勢を尻目にクリーンを決めている。


最後の第5セクションは第4の逆走なのだが、チャレンジ勢は難易度は上がり最大減点を被った選手がいる中、優勝に最も近い依光選手は落ち着いて減点1で纏めてセクションアウト3点差で追う佐藤選手を振り切った。Pクラスでもクリーンで追いすがる石山選手を福田選手が4輪デフロックを巧みにコントロールしてロックを切り抜けて減点1でトップを死守。


チャレンジの優勝は依光選手がトータル減点4で2度目の優勝、高知県から遠征を積み重ねて今年も幸先良くお立ち台の最上段に上がり本当に嬉しそうだった。2位はオープンデフクラスの雄、佐藤選手は悲願の優勝を今回も果たせなかったが十分立派な成績と言えるだろう。3位の末次選手は2セクのミスが無ければライバルの佐藤選手を倒せたと思われるが後半の粘り腰は今後が期待出来る


Pクラス優勝の福田選手は愛機を手足の様に扱う妙技は既に達人の域に達していると言えるだろう、皆が魅せられる走りをまた披露して欲しいものだ。

一緒に走った石山、陶山選手も彼には脱帽の様だったがまた勝負を挑んで欲しい。


まとめ

カメラのメモリーカード不調で表彰式の写真が無く申し訳有りません

<(_ _)>

どなたかご提供いただければ掲載させていただきます。

次回は5月19日に開催されるがもっとたくさんの参加者で大会が盛り上がれば幸せである、暖かい初夏に再会しましょう。

 

2013年シーズン開幕