HiTOS2013年チャレンジ&エキスパートカップ第2戦

 
 

5月19日にスポーツランドタマダで行われた第2戦は朝から小雨が降っている、天気予報によると今日は初夏の陽光を浴びる事は出来そうに無い。

チャレンジのエントリーは8台(2ドア4台、オープンデフ4台)と台数は少ないが、常連となってくれた高知の依光選手、愛媛の中山選手、岡山の石川選手が遠方から今回もエントリーしてくれている、感謝です。

Pクラスは残念ながら石山選手1台で出走となった。


コースのセッティングは雨を想定して作られてはいるが、状態は降り続く雨と前車の走行ラインによって刻々と変化しており下見の時と違っていることがありドライバーの対応力が試される。


最も通過率の悪かった第3セクションでは段差斜め横断が鬼門となった、このちょっとした段差を越える事が出来ずに最大減点が5人、末次選手(宏)が唯1人クリーンで通過している。

一転して第3セクションの逆走となった、第5セクションはまずまずの通過率、しかしゴールに向かう轍のついた登りでは思う方向に向けられずに仕方なく減点を喫する場面がありクリーン通過は中山選手のみだった。


続く第2セクションは小山が立ち並ぶ中にゲートを配置、右に左に常に次のラインを見て運転する必要がある。ここではクリーンは無く如何に減点少なく抜ける事が出来るかが勝負の分かれ目か?

前半戦を終えてトップに立つ減点5の中山選手を減点7の依光選手が追う展開、末次(宏)選手が11点、石川選手が12点で逆転を狙っている。


後半の第4セクションではトップを快走していた中山選手が折り返しのターンで欲張ったか痛恨のテープタッチで減点10で優勝争いから一歩後退、依光選手が減点2で抑えトップに浮上、末次(宏)、石川選手がクリーンを決めて勝負は最終の第1セクション次第となった。


勝負を決する第1セクションはロックの小山を横切るラインがポイントだったが上位4人は譲らず全員がクリーン通過とし順位の変動無しでレース終了。


結果は総合減点9で全セクションをクリアした依光選手が開幕戦に続いて2連勝、以前の荒々しさが消えて多少の失点が有っても粘りの走りで安定感がアップしているのが勝因だろう、次の第3戦でシリーズチャンピオンを決めてしまう可能性も出てきた。

2位は減点11の末次(宏)選手、手作りでこつこつ車を改造(やりすぎ?)し究極のオープンデフ車両を作り上げ3クリーンは見事だった。3位の石川選手は減点12で、ニュータイヤがグリップする安心感を生かして最初の減点10以降から立ち直った。4位の中山選手は第4セクションが勝負の分かれ目、5位は久々に出場の末次(健)選手が、6位が松野選手となった。

最近オープンデフクラスでは常勝だった佐藤選手は7位と、弟子の永崎選手と共に下位に沈んだ。

Pクラスの石山選手は1人で魅せる走りに徹してくれ豪快にマシンを操り観客を沸かしてくれた。


チャレンジ総合の表彰



オープンデフクラスの表彰



まとめ

一日中ずっと雨の中でレースを行ったのは久しぶりだったが、なぜか皆楽しそうだったのが印象的だった。次回の第3戦(7月21日)は夏の熱い気候の中で、クールに熱い走りで楽しませてくれる事を期待したい。

 

雨中のレース