HiTOS2014年チャレンジ&

エキスパートカップ第2戦

 

5月18日に開催された第2戦の模様を遅ればせながらリポートします。エントリーはチャレンジが全13台(2ドア:7台、オープンデフ:5台、4ドア1台)、Pクラスが1台でした。

天候は五月晴れでは有りませんが、終日ドライコンディションでやや滑り易い路面。

前日にスタッフが丹誠込めて用意したセクションは下見を行う選手たちの目にどう写ったのか楽しみだ?


最初にアタックした第2セクションはモーグル地形と高低差のあるテーブルトップが組合わさったゲート方式、ゲートの順番は自由に選べるので選手の個性が出て面白い、クリーン通過は石川、佐藤、西村、依光の4選手で逆に最大減点でのスタートとなった中山、真部選手にはここからの巻き返しを期待したい。Pクラスの石山選手は難しい岩下りを見事にこなしギャラリーから大きな拍手を受けていた。


続く第3セクションはインとゴールは同じ場所、入りは易し出は難しで出口へのライン選択とハンドルさばきが鍵になる、折り返し地点のV字溝も注意ポイント。クリーン通過者は石川、佐藤、末次、景山の4選手でいづれもフルターンで素直なハンドリングのオープンデフばかりなのが興味深い。


奥の第4セクション(SS)は今回最も難しかった様でコース取りでの一喜一憂があった。広いフィールドにゲートは両端に2つと丘の上に折り返しポールを設置し自由にラインが選べる設定が却って悩ましい?クリーン通過は石川、佐藤、中山、真部選手の4人、中でも真部選手の攻撃的な走りにはちょっとハラハラさせられた。


ここまでトップはオールクリーンの石川、佐藤選手、減点2の依光選手と減点3の西村選手が負う展開で勝負は第1セクション(順走)と第5セクション(逆走)に持ち越しとなった。


ポイントはコース中盤モーグルに設けられた360度ターンでここを通過した後の車の向きが順走、逆走ともその後のライン取りに大きく影響する点だった。

佐藤選手と西村選手は微妙なラインのずれでセクション1で減点1を喫したが石川選手、依光選手はクリーンを決め更に上位争いは混戦に、最後の5セクションでは佐藤、西村、依光選手がクリーンでセクションアウトしプレッシャーをかけたが石川選手が負けじとクリーンを決めて久しぶりの優勝を決めた。


第2戦の総合一位は神懸かり的な走りを魅せた石川選手、前戦に転倒した後遺症を微塵も感じさせない大胆な走りだった。2位は減点1の佐藤選手が復活の狼煙を上げれば3位は前年度チャンプの依光選手も表彰台を獲得、4位の西村選手は1点差で5位の岩本選手を振り切った、6位は4ドアクラスの小林選手が難しいゲートを捨てるクレバーな走りで滑り込み。



オープンデフクラス1位は石川選手、2位は佐藤選手で決まり3位は減点12の末次選手でした。



4ドアクラス、Pクラスは孤軍奮闘の小林選手と石山選手でどちらも車の特性を生かして場内を沸かせてくれた。


 

五月晴れ、いや炭酸シャワー?