HiTOS2014年チャレンジ&

エキスパートカップ第3戦

 

第3戦は7月20日に全19台のエントリーで開催、いつもの常連に混じって岡山から大量のエントリーがあり賑わいました。Pクラスが久々に成立したこともあり楽しい中にもピリッと引き締まった大会となりましたね。

前日は梅雨明け前の豪雨で滑り易いコンディションかと思われましたが暑い日差しでドライコンディションに変化し丁度良いトラクション。


今回は参加者が多いこともあり、第2セクションと第3セクションを同時オープンし、交互にアタックする。

第2セクションは右下りキャンバーでポールを回った後の、登りセクションのゲートを通過するかキャンセルするかが戦略上の分かれ目となる、このゲートでは依光選手が勢い余って、石川選手が神のラインを辿れず転倒してしまった。Pクラスは最後の急斜面てっぺんにあるゲートを攻略することが難しく福田選手だけがクリーンで通過、正確なライントレースは見事。


第3セクションはSS指定で難易度は低めの設定、チャレンジは3つのゲートを左回りにV字溝、モーグルを順に消化してゴールするがクリーンするのは難しい。クリーン通過は末次(一番時計)、依光、岩本の3選手のみで減点1の選手が最も多く6人だった。Pクラスは扇丸太ゲートが追加されていたが全選手クリーンで通過しそれぞれ上手さを魅せてくれた。


続く第4セクションはサバイバルゲームで使われる上段のエリアに向かう道にゲートを設置しいつものレイアウトにアクセントを加えてある、このゲートを何点で通過できるかがポイントで、実際にはゲートをキャンセルした方が有利なのだがオフローダーの性でトライしたくなるもの、クリーン通過者は無く1点通過が佐藤、依光選手の2人のみで最大減点は6人を数えた、Pクラスは下りのロックゲートに捕まる事も無くここでも全選手がクリーンで譲らず。


1セクションがこの日最も難しいコースで普段走る事の無い丸太越えに多くの選手が悩んでいた、ジムニーのホイールベース丁度に設定された丸太の段差はアクセルワークを誤ると上に跳ね上がるだけで前に進まない、またこのエリアは前夜の雨水がじわじわとしみ出てトラクションがかかり難く、ここを最小減点1で通過できたのはランクルの小松選手だけ、半数の減点10の選手は悔しそうだった。

Pクラスは追加の丸太ゲートで石山選手の穴堀があったが、岸選手が上手いライン取りでクリーンを記録、福田選手も粘りの走り減点5で切り抜けた。


最終の第5セクションは第1セクションの逆走、チャレンジ勢は更に丸太前のコース条件が荒れる事が予想されたが通過方法が分かってきたのか案外通過者が多い、景山選手はお立ち台も狙える位置にいたが丸太のアプローチで失敗し強引にトライして無念の10点、Pクラスは岸選手が先にクリーンで通過して福田選手にプレッシャーをかけて。。。


結果は総合1位は佐藤選手が減点8で走りきり優勝、2位の三好選手とは4点差で両者とも全てのセクションでクリアしていたがオープンデフに不利なゲートをキャンセルする戦略がズバリ当たった、三好選手は前回の出来が散々だったので雪辱できて嬉しいとコメント。3位は減点14の依光選手で2セクの転倒後は復調し追い上げたが及ばず、4位は減点18の岩本選手で5位の景山選手とはクリーン数の差、6位の中村選手は岡山から初参戦で見事6位入賞。



オープンデフクラスは総合でも入賞している1位が佐藤選手、2位が景山選手に続いて3位は参戦1年目で初のお立ち台を重田選手が獲得し喜びを爆発、4−6位は岡山から参戦した福島、富田、田口選手が揃って入賞。



Pクラスは参戦すれば優勝の福田選手を今回も止められず、人車一体の走りで唯1人全セクションをクリアし減点5、最後の1セクも2位の岸選手がプレッシャーをかけたが意に介さず、岸選手は2セクの失敗が無ければとはいえ立ち直りは見事、3位の矢尾選手はSSタイム差で石山選手を振り切りPクラスで初のお立ち台。




まとめ

岡山から参戦してくれた選手達から面白かったの一言が嬉しい1戦でした、次回(9月7日)は早くも最終戦でシリーズポイント15点でトップの佐藤選手を9点の西村、陶山、石川選手が追う展開で未だ予断を許しません。またお隣の岡山チャイナカップ勢がタマダに乗り込んでくるとの情報も有り更に盛り上がる様相で楽しみは尽きませんね。

 

梅雨は明けたか?