HiTOS2014年チャレンジ&

エキスパートカップ第4戦

 

8月の豪雨災害により周辺民家への土石流被害、アクセス道路の寸断そしてスポーツランドタマダも入り口道路の陥没、オンロードコースは土砂が滞留し営業再開もままならない状態だった。

やむなく9月3日に予定していた第4戦は延期となり10月19日、1カ月半遅れで開催、チャレンジカップ9台、エキスパートカップ1台とエントリーの少なかった最終戦ではあったが見所一杯のレースだった。


特別に追加された第6セクション、減点1で第4戦の2位以上を確定し総合獲得ポイントでシリーズ戦のチャンピオンを手中にしていた佐藤選手は緊張した面持ちで最後のアタック!

オープンデフ車両には不利な起伏のあるヒルクライムを巧みなハンドルさばきで登りきる直前、ギャップで前輪が思わぬ方向に取られ尾根から横転一回転し10点満点の着地。この時、減点2で全セクションを走り終えていた洞木選手の第4戦初参戦、初勝利が決定した。



第4戦の優勝は前述の洞木選手、元全日本ラリーに出場していたという彼のセンスは未だ荒削りながら初参戦、初優勝を豪語していた通りにする偉業を達成、2位はトータル減点5の依光選手が序盤のミスをリカバーし、第6セクションで減点11となった佐藤選手を逆転。4位の中山選手は熟練の走りを披露し減点13、紅一点の景山選手は序盤の20点が響き5位、6位の岩本選手はいつもの調子が出せなかったようだ。



オープンデフクラスは1位が洞木、2位佐藤、3位景山の3選手がゲートをパスする戦略を駆使し2ドアクラスを掻き回す事に成功。



石山選手は唯一人Pクラスならではの豪快かつ巧みな走りで魅了、シリーズ皆勤賞でしたがやはりライバル不在は寂しそう。



佐藤選手はオープンデフクラスでシリーズチャンピオンを獲る夢を遂に実現、シャンパンファイトで喜びを爆発させていた。前年度チャンプの依光選手は連覇実らず2位に来年の雪辱を誓っていた、3位、4位の西村、石川選手は不在でしたが来年入賞盾を取りに来てくれるでしょう。

5位の岩本選手、6位の三好選手は最後までシリーズを盛り上げてくれました。



盛り上げると言えば前線までネズミ色のJA12で参戦していた末次選手はスズキキャリーのフルノーマルで登場、軽トラックでトライアルなんて出来るはずが無いと思っていた認識を見事に改めさせてくれた。


まとめ

スポーツランドタマダ様、スタッフおよび参加者に支えられて全4戦を終える事が出来ました、有り難うございます。

なかなかエントリー台数が伸びない悩みはありますが、4輪駆動車の走破性に魅了されトライアル競技に興味を持ってくれる人がいる限り来年も続けていきたいと思います。

セクション内のゲートを減点1でパス出来る新しいルールは賛否両論有るとは思いますが、無理せず競技を楽しめる効果はありました。

さあいよいよ11月16日は今シーズン最後のイベントとなるチーム対抗戦だ、秋空の良い天気の下で楽しみたいと思います。

 

傷だらけのチャンピオン