初夏の陽光に恵まれた第2戦が5月17日にスポーツランドタマダで開催されました。エントリー台数は19台、Pクラスは石山選手1台で不成立となったがチャレンジは四国勢が多く、2011年度チャンピオンの松村選手も久々に広島を訪れてくれ18台の盛況でした。
路面コンディションは非常に良い状態でトラクション不足に悩まされる事は無いと思われる。
5つのセクションはいつも通りテクニカルな設定で特にゲート方式が初めての選手たちは熱心に下見を行っていた。
熱戦を制したのは石川選手、シリーズ常連の彼は各セクションでオープンデフで走れるラインを読み切りオールクリーンの離れ業を成し遂げた。
特にこの日最難関だった第3セクションのスムーズな走りと、優勝がかかった第5セクションでの馬の背ラインをスピードを殺さずに走り切ったアクセルワークは見事だった。
2位の佐藤選手も見事な走りで最終の第5セクションまでオールクリーンを続けていたが、難しい馬の背で石川選手とは異なるラインを選択したが曲がり切ることが出来ず減点1を喫してしまいオープンデフ対決で敗退したが、力を出し切った満足感がうかがえた。
3位は貴重なSJ20を操る丸岡選手が第2、第3セクションを減点1づつでしのいでお立ち台を獲得、4年前に披露してくれた腕前は衰えておらず同郷の永野、松村選手を抑える事が出来たのは嬉しいと語ってくれた。
4位の永野選手と6位の松村選手はこれも希少車JA51でダブルエントリー、同じ車を異なるドライビングスタイルで操る様子は見ていて興味深い、両選手とも初めて走るゲートセクションはトライする順番に苦心し永野選手は総合減点3、松村選手は総合減点10で完走した。
5位の小林選手は4ドアクラスながら足の長いチェロキーを右に左に自在に操り無理をしないクレバーな判断で総合減点6で乗り切った。
もう一人の4ドアクラス植田選手は総合順位はブービーだったが大柄なランクル100を豪快に操り観客を沸かせ、特に第1セクションでの落ちる様なダウンヒルには筆者もたまげた。
紅一点の景山選手はオープンデフクラス3位だったがセクション4で貰った減点10が相当悔しかった様で雪辱を誓っていた。
唯一人Pクラスで走ってくれた石山選手もPクラス専用ゲートを果敢に攻めるデモ走行で観客を楽しませてくれたし、最下位ながら軽トラキャリーで参戦する末次選手にも多くの拍手が送られた。