明け方から激しい雨が降り、波乱のレースが予想されたがレースが始まる頃には蒸し暑くなってきて、路面コンディションは良。
チャレンジは9台、Pクラスが7台のエントリーがあった。
朝一番にオープンされたセクションは本部前の第1セクションと本部右手の第2セクションだ。第1セクションは高低差とタイトなターンの組み合わせのゲートセクションで朝一番の肩馴らしには丁度良い難易度チャレンジ勢は黒瀬選手と石川選手がクリーンで通過し順調な滑り出し、Pクラスは佐古選手と石山選手以外はクリーンでクリアし早くもトップ争いに向けて牽制が行われている様だった。
第2セクションはロックの小山とV時溝のスラロームで構成されPクラスには最後に産業車用タイヤのおまけがついている。
チャレンジは9台中5台がクリーンクリアしオールクリーンは石川選手のみ。
Pクラスは福田選手と石山選手の2人のみがクリーンし岸、永田、藤澤選手は産業車用のタイヤに捕まりもがき続けたが最大減点を貰ってしまった。
第2クールはテクニカルなモーグルゲートの第3セクションと正確なハンドルさばきが要求される奥の第4セクションで行われた。
第3セクションはチャレンジ勢にとっては平均減点が最も高いレイアウトでクリーンは矢尾選手1人で、調子の良かった石川選手はまさかの減点7で優勝争いから脱落。Pクラスは殆どの選手がクリーン。
第4セクションのチャレンジ勢は5人の選手(佐藤、矢尾、小林、石川、宮崎)が難関と思われたこのセクションをクリーンで通過、Pクラスは上位の3選手(山崎、福田、佐古)が崩れる事無くクリーンで攻略し優勝争いは最後の第5セクションに持ち越された。
最後の第5セクションは4セクの逆走でチャレンジはライン取りをミスしなければ大きな減点を負う事は無い、予想通り上位選手は崩れる事無くクリーンクリアPクラスは出口に向かうスティープヒルを嫌い多くの選手が尾根沿いに残された僅かなラインにアタックする選手が多かった、山崎選手はトリッキーなジャックナイフターンを決め(偶然)スティープヒルを制しクリーン。
チャレンジ総合優勝はSSタイム差で総減点2の佐藤選手、オープンデフのハンデを感じさせない走りで優勝、2位の矢尾選手は相変わらず終止落ち着いた走りで佐藤選手にプレッシャーをかけたが及ばず、3位の小林選手は愛機チェロキーの安定感を生かし1点差で末席をゲット、4位はトライアル初出場の黒瀬選手がまさかの入賞で笑顔、5位は馬庭選手、6位は石川選手だった。
Pクラスを制したのは山崎選手で総減点1は見事、最終セクションでは勝利の女神を味方につけて逆転。2位の福田選手は最終第5セクションの減点3を除けばオールクリーンだった、3位はタマダ初参戦の佐古選手は戸惑いを見せながら徐々に実力を発揮、4位は石山選手、5位は岸選手、6位が永田選手だった。
7位の藤澤選手は最終戦で雪辱してもらいたい。
オープンデフクラスは1位が佐藤選手、2位が黒瀬選手、3位が石川選手
4ドアクラスは小林選手のみで次回はもっと参戦が欲しいなあ。
次選はいよいよ最終戦、シリーズの行方は???
楽しみですね。